イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第536回
欲しい商品と最先端企業

発展していく段階途上の国では
消費者が購入したい商品が数多くあります。
ですのでそのような商品を造って販売すれば事業となります。
ですが、何でもいいかというとそうはいきません。
中国で白黒テレビが売れるかといえばそんなことはなく、
超薄型テレビが主流となっていっています。
日本は開発とともに製品も向上してきた国です。
真空ラジオから白黒テレビ、そしてカラーテレビ、
現在の主流はやはり超薄型テレビに移ってきています。
現在世界で出回っている商品では
最先端のものが売れていっています。
ですので国民一人当たりの中国国内平均で
年間所得が12万円の国だから
そう高いものは売れないだろうと思ったら、
逆に高い商品のほうから売れていくというような事が起こります。
統計で見える国民所得と
実際に中国人が持っているお金は違うのです。

中国では家族で働くのが一般的ですから
家族分を足せば大きな金額になります。
また過去に日本でも
昭和30年代に日本の所得がまだ低いときでも
国民はマイカーを購入しました。
つまりほしい商品があったならなんとしてでも手に入れたい、
そのためにはなんとか資金を工面します。
中国ではこれから一般の人が車を購入する
マイカー時代がやってきます。

また、最先端の商品も売れていくようになります。
情報関連にしてもそうです。
中国では最近インターネット人口が1億人を突破しました。
この数字は日本の人口にはまだ及びませんが、
年内には日本の人口を抜いていくほどに
普及していく可能性が大きいでしょう。
そうなると今度は情報を媒体とした企業が
大きく発展していく余地が大きくなります。
現在でも香港上場の聯想集団 (レノボ、コード:0992 )や
レッドチップ企業の方正控股 (ファウンダー、コード:0418 )が
有名ですが、GEM市場に上場しているPCメーカーや
関連事業を展開している企業の中から
大きく成長してくる企業が出てくる可能性もあります。
新時代で成長していく業種もあります。
その中から将来大きく成長できる企業が生まれてくる可能性も
否定できません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年6月27日(月)

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