イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第570回
国際化が進む株式市場

昔は海外に行くにも大事業の一つでした。
約50年前まではアメリカに行くにしても飛行機では直通便はなく、
途中で給油を行いながら何回か乗り換え
1日以上かけてやっとアメリカ本土につくという状況でした。
また毎日運行しているわけではなく、
1週間に何便かという世界です。
海外に出張していく人に対しても
羽田(当時)で社員が万歳三唱をしたり
飛び立つ飛行機に対して
手を振って見送っていた時代がありました。
今では考えられないような光景です。
このようなことは期間にしたらたった半世紀前の出来事です。
この50年の間に航空関連事業も大きく技術開発が進み
現在でしたら10時間ちょっとで
各アメリカ本土シティにいくことが出来ます。
また運行している便数でも
毎日数十便が成田からアメリカに向けて出発しています。

世界はかつて第一次産業が中心で、
農業を行っていたり牧畜や狩などの狩猟や
海で取れたものを生活の糧にしてきた時代から、
第二次産業に移って第一次産業から生産した材料を加工し
物を作るようになってきました。
また街中でも高層ビルが建ち機関車が走り
電気やガスなどでも供給が始まり
人々の生活が近代的になってきた時代でもあります。
その間にも第三次産業が発達して
人々は銀行などの金融業や流通業、運輸通信関連事業とともに
サービス業も発展してきています。

技術が進んだ結果大気圏外への有人飛行や衛星通信、
火星への探査機打ち上げ、
身近では原子力発電や海外への通信発達へと
身近に利用できる分野でも伸びてきました。
地図の上では遠いながらも
情報では身近になってきたり生活水準も上がってきています。
世界のどこかで何か大きな出来事があると
瞬時に情報が入ってくる時代です。
業種でもひとつの機関が発達すると
それに付随して多くの業種が生まれて成長し
人々の生活は豊かになってきました

現在株式市場では先進国といわれている国では
欧州や日本、アメリカ市場が主流です。
ですが今後はBRICs
(ブラジル[Brazil]、ロシア[Russia]、
インド[India]、中国[China]の4ヶ国)など
新興市場が発展してきており
今後もほかの国の株式市場も成長してくるでしょう。
今後は経済の発展とともに
各国の株式市場の垣根はどんどんなくなっていきます。
発展していく国に対して利益が追求できる国には
投資資金が入っていくようになっていくでしょう。
国際化が進むと同時に
世界の株式市場の投資資金も動いていきます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年8月12日(金)

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