中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第648回
眼力

中国株式市場に投資するだけではなく、
日本株投資、アメリカ株投資、
また他の国への株式投資でも同じですが、
まずは投資できる企業を見分けていくことが必要です。
株式投資では投資できる企業を選択できる眼力が必要です。
大きく成長していく、
または業績でも伸ばしていける企業を見つけたのなら
投資が検討できます。

ですが、このほかに投資で考えておきたいのが
企業が属している業種が中国で伸びていけるかどうかを
考えておく必要があるということです。
業種を見ておくというのは
小高い丘に立って海を眺めるようなものです。
現在の波はどちらに向かって流れているのか。
今後晴れていくのか、それとも曇っていくのかも
確認しておく必要があります。
また季節でいえばこれから春になっていくのか、
それとも冬に向かって寒くなっていくのかも
考える必要があります。
経済においても今後中国の元は上がっていくのか、
アメリカの経済摩擦で元はどうなっていくのかなど
大きな視点から先ずは見ておく必要があります。
その次に見ていくのが海のそばに行って見る波の様子です。
今日は波が高いのか、それとも前の日と変わらないのかを
確認していきます。

小高い丘に立って海を眺めるということは中国経済全般から
どちらに中国という国が伸びていこうとしているのか。
世界には多くの国があります。
例えば石油関連企業などに投資を考えたなら今後中国政府は
どのようにして石油を確保していくのかを知っておけば
ある程度予測が立ちます。

石油関連企業といっても多くの企業が上場していますので
その中から中国政府が伸ばしていこうとしている企業を選ぶ事だって
選択できます。
石油関連企業の売上げだけを見て投資判断するよりは
適切な投資判断ができる材料が増えていきます。
石油関連企業だからといって
全部関連企業への投資がいいわけではありません。

投資での眼力とは、中国が発展していく上で
なるべく現実に近い実体経済の予想を立てた上で
投資できる企業を選択していく。
そして中国経済でも中国企業でも変化が出てきたときには
考え方でも改定し
投資でも軌道修正していくという繰り返しを行っていくことで
生まれていきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年11月30日(水)

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