中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第672回
中国株はいつから上がっていくか

アメリカではFOMCのコメントから判断して
金利はまだ上昇していくのではないかという事で、
打ち止め感はまだ出ていません。
また、原油先物相場で儲けた投機資金は
金先物や日本の景気回復期待でそちらに流れています。
しばらくはアメリカと日本や各国に投機資金は入っていくでしょうが
香港市場や中国B株市場には
大量の投機資金は入ってこないでしょう。
また日本の株価もしばらくは上昇していくでしょう。

グリーンスパンFRB議長は2006年1月で退任します。
後継者のバーナンキ議長は柔軟路線を行ってはいきますが
当面はグリーンスパン路線を継承すると発表しています。
2006年度のアメリカの金利に対しては
今までインフレ懸念のために金利を引き上げていましたが
今度は一転して上げに対する打ち止め感が出てくるでしょう。
早ければ2006年度後半には金利を引き下げていく可能性があります。

現在日本の円は円安傾向です。
1米ドルに対して日本円は120円前後ですが
これはアメリカの金利が高くなっていったことで
高金利魅力に対して円が売られる展開でした。
アメリカに資金が集まっていく段階で
日本の円は円安方向に大きくふれてきていたわけです。

ですが日本の景気が回復してくれば
今すぐではないですが、
日本の金利が今度は上がっていく可能性がでてきます。

アメリカの金利が下がっていけば
今度は逆の方向にお金が流れていくことが考えられます。
つまり「円安ドル高」から
反対の「円高ドル安」になっていく可能性が出てきます。

ですが日本の景気に対して楽観しできない問題もあります。
日本の小泉首相は2006年9月には任期を終了します。
そうなったときに
今まで現首相のときには行わないと明言していた消費増税が
本格的に現実味を帯びてきます。
そうなれば日本企業の成長でも一時停滞するか、
後退する場面がでてくる可能性があります。
これは日本の株式市場にとっては大きなマイナス要素です。
その時に今まで上げてきていた日本の株式市場の株価指数も
停滞する場面が出てくるでしょう。

基本的にはアメリカの金利上げがいつ終わるか、
日本の政策で金利高め誘導がいつごろ行われるかによって
投機資金がどのような市場に入ってくるかが決まってきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年1月2日(月)

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