中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第675回
起業家と投資家

中国株式市場を日本人の目で見るときに
まだまだ未成熟な市場であるから
投資ができないという投資家も多いでしょう。

ではアメリカはどうかといえば
株式市場には歴史のある国である、
情報開示だってしっかりしている、
だから投資ができるという投資家の人もいるでしょう。

では最初から完成された株式市場があったのでしょうか。
株式市場で上場する企業の目的は
株主から投資してもらい
事業を行っていくうえでスムーズに資金を調達することでした。
ですので市場から資金を調達する必要のない企業
または家族経営を行っていて
他人から経営に関して発言を必要としていない企業は
上場していません。

上場したからには株主のことを考えて
事業で利益を追及していかなければなりません。

また場合によっては企業買収が行われ
起業した本人がその企業から追い出されることだって起きてきます。
それでも上場したい企業が多いということは
会社自体を大きく伸ばしていくために
株式市場からの資金調達を行えることと、
上場したなら起業家自身には発行する株数に応じて
本人が保有する株式の中から一部放出することにより
多大な利益が入ってきます。

企業規模によっても違いますが
数億円から数百億円を手にすることができます。

通常のサラリーマンが
一生働いても手に入れることができないお金が
株式市場に上場することによって
起業家は手に入れることができます。
その代わりに起業家は株主の利益を最優先に考えて
企業を成長させていかなければいけません。

そのような企業に投資した投資家は
企業がどこまで成長して利益を上げていくことができるのか
期待して投資していきます。

もし投資した企業が利益を出せないようであったなら
株主はその企業の株を売却して他の企業に投資していくでしょう。
企業は企業の利益を追求していきますが、
投資家は投資した企業が生んでくれる利益に対して
どこまで企業が答えてくれるのかを期待して投資します。

それが株価の値上がりであったり
配当金だったり無償株期待となります。
企業は現在行っている事業で企業を発展させていこうとします。
投資家は投資した限りはそれなりの利益を企業に求めます。
利益を追求していくのは上場企業も投資家も同じです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年1月5日(木)

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