中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第752回
今後の石油価格

世界経済が好調に伸びていけば
今後も原油価格は上昇していく可能性が大きいでしょう。
ですが原油の埋蔵量には限りがあります。
燃料の枯渇や環境問題も考えていかなければいけません。
また世界経済に与える影響も無視はできません。
原油高になっているひとつの要因として
中国での需要拡大が続いていることと、
短期的な値上がり益を狙っている投機筋が
原油先物市場に投機資金が入ってきているために
いっそう原油先物相場では原油高を演出しています。
投機資金は利益が出せる市場であれば
世界のどの商品でも資金をシフトしてきます。
また、その一部の資金が金先物相場に入り金価格が上昇しています。

原油先物相場に関しては2005年のときのように
冬に向かって原油が需要に対して供給がまにあうかが問題でした。

ですが今回の原油高は
需要と供給だけを見て変動しているのではなく、
世界の投機資金が金余り現象に対して
投資資金の振り分け先として原油先物に入ってきています。

原油価格が上昇するということは
原油高が物価上昇につながっていく可能性が大きいですから
物の値段が上がっていきインフレになっていくという
サイクルになっていく可能性もあります。

一方その影響を受けて
原油を基礎原料として製品を作っている
日用雑貨製品等の価格も上昇していきます。
自動車で使っているガソリン価格も高騰していくでしょう。
高騰していけば市民は製品の買い控えをしますから
世界経済は減速していくようになります。
そうなれば石油価格も下がっていく可能性もありますが、
現段階ではまだそこまではいってはいません。

今後も石油価格は上昇していくでしょう。
ですがある程度石油価格が上昇したなら
将来は原油価格の上昇も止まっていくでしょう。
現在1バレルが70ドル前後となっていますが、
長期的には価格が
1バレルが100ドルか120ドルになって行くのかも知れません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年4月24日(月)

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