中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1035回
グループ投資の例から

手持ちの投資資金がなかったとしても
少しずつ貯めて投資すればいいことは「第1033回」で書きました。
また、サブプライムローン問題で株価が下がっている間は
コツコツ購入していく時期であると書きました。
では下げている間の投資での効果はどういうことかといえば、
少しの投資資金でも
長い間には大きく増えていくということです。

実例として私自身の「グループ買い」からみていきます。
私の著書「中国株で1億円儲けた」にも書いてありますが
1996年ころからしばらく中国株をグループ買いしていました。

*グループ買いは2002年以降やめており、
 いまは個人個人で中国株投資を行っています。

その当時は毎月お金を集めて
喫茶店等で月に1回は集まっていました。
そこでは投資企業を決めるための話し合いで
購入する銘柄を絞込み、
1〜2ヶ月に1銘柄を購入していました。
各自情報があったらそこで話し、
情報交換の場と近況報告を合わせたダベリングの世界で
憂さ晴らしと利益追求の場でした。

数年間続けていく間に
グループとしてのお金も額が大きくなりましたが、
1人当たりの投資金額もバカにならない金額になりました。
ではその投資金額はどうやってみんな作ったかといえば
毎月のやりくりの中からひねり出したお金です。
決して無理繰りをして作ったお金ではないのですが、
数年の間に大きな投資金額になっていました。
継続は力なりです。

そのときのみんなの感想は
グループで投資した金額が多かったのもそうですが、
個人の投資資金でも、
もしグループ投資をやっていなかったなら
このお金は溜まらずにほかの事に使っていたことであろう、
ということです。
本の中ではグループ投資をやっていたことは書いていましたが、
その後のことは書いていませんでした。

その後のことですが・・。
2002年以降、グループ投資を解散しています。
解散理由は特にないのですが、
投資に関しては個人個人で十分やっていく、
ダベリングは時間が空いたときに行えばいいということにしました。

グループで投資した株を売却するときには
何回かに分けて売却しました。
購入銘柄も多かったのもありますが、
あせって売却する必要もないのですからのんびりしたものです。

売却した現金を数回にわたって会員で分ける時は結構豪快でした。
帯のついた100万円の束を1人数個と、
帯のといた100万円を人数分分けて
他には1000円札・100円玉・10円玉・1円と
細かく分けていきました。

何回かに分けてグループの株を売却しましたので、
これを何回かやりました。
1人数百万円ずつ分けるということは今後そうはないと思います。
グループ買いでの投資期間は7〜8年と長いものでした。
グループ買いの期間が長かっただけ
金額も大きく膨らんでいたのです。
また、売却時株価は高値近辺でしたので
大きな金額に膨らんではいましたが。

これはグループ買いでのことでしたが
これを個人で行えばいいのです。
いま投資資金がなくこれから貯めていくにしても株価は安いですから
少しの金額でも多めに株が買えます。
また、できればこれから2〜3年間は
株価が上がっていかなければなおさらいいのですが。

もっといえば、2〜3年でなく今後10年間
株価が大きく上昇しなければ
株数では多く購入できますのでこれでもぜんぜんかまいません。

ただし、企業の業績が伸びているのに
株価が上がらないという条件付です。
業績が大きく伸びているのに株価が安いという条件なら最高です。

株価が1香港ドルで配当利回りが5%の企業に投資して、
1年後に収益が2倍に伸びて
株価が1香港ドルで配当利回りが収益の伸びと同じならば
10%の配当利回りになります。
配当利回りだけでも投資が考えられます。
このような企業でしたらどんどん投資妙味が出てきます。
株価が下がっていればいるだけうれしいことです。

投資家の立場からすれば
このような企業を購入して株価値上がりを期待するでしょうが、
配当利回り狙いでしたら
株価が上がらないほうが投資家に利益を与えてくれます。
株価値上がりのキャピタルゲインだけではなく、
配当利回りからのインカムゲインでの利益の恩恵を考え
投資ができます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年6月16日(月)

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