中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1076回
ここからの投資

5日の香港株式市場は
前日のニューヨーク株式市場が大幅上昇したことで
H株指数は5.317%高となって引けていました。
ところが6日の香港株式市場は
H株指数が8.666%安と大きく下げています。
6日のニューヨーク市場はダウ平均が前日比で443.48米ドル安の
8695.79米ドルと大きく下げていました。

株価は大きく上げたかと思えば、
次の日は大きく下げたりとめまぐるしく変動していますので
投資家としてはお手上げ状態という人も多いでしょう。

ではここからどういう対応で投資を考えたいったらいいかといえば、
ありのままの株式市場の流れを受け入れることです。

香港市場、中国本土B株市場の株価指数が下げていたら
これを受け入れて、安くなったことを喜んで、
投資するチャンスが広がったと割り切って投資を考える。
株価が上がったなら
投資した企業の株も上がって資産としては増えているのですから、
単純に喜べばいいのです。

投資家にとってつらいのは
株価が上がっていかないと
いままで購入した株価より現在値下りしていたら
トータルで利益となっているのではなく、
損が膨らんでいっているので
株価を見るのもつらい作業となります。
高い株価の時に購入していれば、
配当利回りで見ても決して高いとはいえません。

現在10%の利回りの企業の株をもっていたとしても、
購入したのがいまの株価の4倍高いときでしたら
購入時の株価で見れば2.5%の配当利回りです。
また株価もいまの4倍にならないと
投資した元の購入株価に戻りません。
株価の値上がり益を考えたら
ここから5、6倍上げていかないと利益が生まれません。
全く夢物語のように思えてきます。

購入したときは上がっていくという判断のもと買ったのですから、
いま考えれば投資で大きな失敗をしたように思えます。
では購入時の投資判断が間違ったかといえば、
そのときの判断では適正だったでしょう。

ただ、今回の外的要因で下げてくること、
「サブプライムローン問題」がアメリカだけの問題ではなく、
ここまで大きく世界の経済まで巻き込んで
株式市場が下げるとは読めませんでしたので
一般投資家も評価損になっている人が多くなっています。
また、ここまで下げるとわかっていたなら途中で全株売却し、
ここまで下げたときに購入すればいいのでしょうが、
それがわからなかったからこそ
売却への決心がつかなかったのです。
またわかる人などほとんどいなかったでしょうし、
お金が必要で売却しなければいけなかった人以外は
手持ちの株を高値で一部売却したとしても
全株売却できた人は少ないでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年11月10日(月)

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