中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1075回
期待感

3日のニューヨーク株式市場のダウ平均は
前営業日比5.18米ドル安の
9319.83米ドルと若干下げていました。

4日の中国株式市場は、
前日に続落した流れを引き継ぎ朝安で始まり
指数は若干ですが上げて引けていました。

4日のニューヨーク株式市場は金融市場の最悪期が過ぎ、
徐々に平常化に向かいつつあるとの認識が広がったこと、
大統領選挙投票日とあって、
新政権誕生後の新たな景気対策への期待を反映し、
ほぼ全セクターにわたり上伸し、
ダウ平均は前日比で305.45米ドル高の
9625.28米ドルと上げていました。

5日の日経平均株価も買いが膨らみ
日経平均は406円高の9521円と大幅続伸していました。

5日の香港株式市場は
前日のニューヨーク株式市場が大幅上昇したことと、
大統領選後の景気対策に対する期待感、
世界的な金融危機を受けた株価急落が一服したとの見方が強まり
投資家心理を改善させ、
投資家心理を押し上げ、指数は高くなって引けています。
後場、利益確定売りの動きから一時上げ幅を縮めていました。

民主党のバラク・オバマ上院議員が、
共和党のマケイン上院議員に勝利し
演説でも「米国に変革が到来した」と宣言、
2期8年に及ぶブッシュ政治から脱却するとして、
今が我々の時代だ、子供たちに機会の扉を開き、
豊かさを取り戻し、アメリカンドリームを唱え、
基本となる真実を確かなものにする時である。
皮肉や疑いに直面した時、
「できない」と私たちに語る人がいる時、
時間を超えた道理で答えるのだ、私たちはできると、
明るい期待を持てるような内容でした。

では、オバマ氏が米大統領選で当選した
5日のニューヨーク株式市場はどう動いたかといえば
ニューヨーク株式市場は米大統領選での
オバマ新大統領決定への期待感も覚め、
弱い経済指標から再度、
リセッション懸念が相場の中心テーマとなり売り込まれ、
ダウ平均は-5.1%の前日比486.01米ドル安の9139.27米ドルと
大きく下げていました。
ご祝儀の上げも1日だけで厳しい現実が待っていました。
これからの政策でのオバマ氏の手腕が問われます。

先週から今週の半ばまで香港株式市場も上げていましたので、
底値に届いたのではないかと見えましたが、
これから来年に入り
実質的な政策が動き出すでしょうから、
これからも企業業績を見ながら
株価は一進一退を繰り返していく市場が展開していくでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年11月7日(金)

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