前川正博さんはこうして
福祉の国で、国にたよらずに根をおろしました

第253回
日本傲慢クラブ・買いますよ。よい物があればね

世界の国々は、物分りの良い国の言うことは無視して、
怖い国、うるさい国のご機嫌をとることがよくあります。
あまり自慢できることではありませんが、
日本もこの傾向が強いようです。

これは大分以前のことですが、
大使館で仕事をしていた友人から聞いたもので、
友人には“そう見えた”という話でしょう。
「態度でかいよ」彼は苦笑いしながら私に語ってくれました。

デンマーク政府の人が、日本からやってきた総理大臣に

「デンマークの品物を買ってください」
とお願いしたそうです。
首相は、
座った大使館の安楽椅子がボロだったのが気にかかるようで、
開いていた穴に指を突っ込んでいました。
そして、身体を後ろに投げ出したまま、グルグルかき混ぜ、
中身を摘み出して眺めてから返事をしました。
「買いますよ。良い物があればね」
友人の話はオーバーで、この通りではないかもしれませんが、
これは、私には見覚えのあるパターンではあります。

日本では優位に立ったらある程度威張っても許されるのです。
しかし、
「相手が控えめなら無視するか、又は威張り、
相手が猛々しいと低姿勢」
では尊敬はされません。
この、モラルの発展途上国現象がもろに出しまっていて、
嫌われるケースは大変多いかと思います。
自分では格好の良い態度、と思ったりするトンチンカンによって
日本人のイメージが壊されています。
偉そうにしていると恐持されて、勘違いしたりするのでしょうが、
多くの人々は滑稽に思うか不愉快になだけでしょう。

デンマーク人に野球を「教えてやる」。
この態度が嫌われるのが分らない人が、
私のチームメートの日本人にはいくらでもいたのでした。
日本人はその反面、一芸に秀でた人なら、
その人の出身、人種を問わずに尊敬する、
という美点もあるのですが。
一般にデンマーク人は、威張るのもご機嫌取りも、
どちらも大嫌いなのです。


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2005年7月5日(火)

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