前川正博さんはこうして
福祉の国で、国にたよらずに根をおろしました

第306回
一人っ子の幸せ

男女が一緒に暮らしていると、なぜか子供ができます。
デンマーク人のカップルは、
子供が一人できた時に、最高の幸せを感じるそうです。
デンマーク系米国人の研究家が
3千4百人のデンマーク人一卵性双生児を調査して
「幸福感」について研究しました。
結果は、次のようなかなりはっきりしたものになったそうです。

「カップルはシングルより幸せである。
初めてだろうが、
2度目のカップルだろうが10回目であろうがそれは同じである」
「そして子どもが出来た時に女性の幸福感はより高まる。
ただし、それは最初の子供の時だけである」

これを分析すると
「2人以上になると女性の幸せ感が薄れるのは、
彼女達の夢を現実化するのが現代では難しくなっているから」
と、なり
「現代に生きる多くの人は、特に女性は、子供を持つのが夢で、
最初の子供はそれを満たしてくれたので幸せになれる。
しかし、その夢が満たされると、
他の夢の方が子供よりも重要になってくる」
と、なると言っております。
女性は子供が多いとストレスも多くなってきて、
ライフ・クオリティに悪影響がでてきて、
幸せの度合いが減るそうです。

一方、男性の方は何番目の時も同じ程度に幸せで、
最初の男の子が生まれた時が一番幸せなんだそうです。

幸福感の場合は
「デンマークでそうなのだから中国でも同じ」
と言えるかどうか分りません。
しかし、中国の一人っ子政策が、
たいした反発も受けていないようなので、
この推測が当てはまるようにみえます。
中国は女性はが強いので
「女性が一番幸せな一人子政策は受け入れやすい」
ということは言えるかと思います。
2人で働くことの多い今の中国では、
2人目、3人目の子供がいると奥さんが大変です。
その他の実現したい夢も、たくさん膨らんでいることと思います。

一人っ子自身の幸福感や、
一人っ子ばかりの環境の教育効果などについては、
この調査は触れていません。


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2005年9月30日(金)

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