第60回
世をあげてベンチャーの時代へ

アメリカにはウォール街のニューヨーク市場のほかに、
ベンチャー・ビジネスが株を上場して資金づくりをする
ナスダックという市場があります。
いまではナスダックに上場している株の人気が
ニューヨーク市場をしのぐ勢いになっていますが、
これは世の移り変わりを示すものといってもよいでしょう。

そのナスダックが孫正義さんのソフトバンクと組んで、
大阪でベンチャー・ビジネスのための
株式市場をつくろうとしていますが、
東京証券取引所でもその向うを張って
マザーズというのをはじめました。
一部、二部、店頭と3種類に分けられた株式市場には
それぞれ上場基準があって、
資本金はいくら以上、株主が分散しているかどうか、
また何回以上配当をしてきたかという条件が
充たされないと、上場ができません。

そうなると、若い人たちがはじめた
ニュー・ビジネスが事業資金を集めようとしても
お金が調達できません。
シリコン・バレーでコンピュータ関係の
ニュー・ビジネスが次々と若き人たちに
新しいアメリカン・ドリームをもたらして以来、
アメリカではこれらの若い創業者たちに資金を提供して
億万長者になった伝説的な人々があらわれました。
それに続けとばかりに、
アメリカではシリコン・バレーを中心に
ベンチャー・キャピタルの活躍舞台ができています。

日本でも高度成長時代から、
東京中小企業投資育成会社とか、野村証券がつくった
ジャフコが無名の企業に投資して
大きな成果をあげています。
情報化革命がすすむと、
それだけでは間に合わなくなったと見えて、
民間のベンチャー・キャピタルも次々とできています。
更にそれが、ベンチャー・ビジネスに資金を提供する
株式市場までつくられるくらいですから、
世をあげてベンチャーに
熱をあげる時代になったといってよいでしょう。
皆さんが就職をする場合も、脱サラをして
ニュー・ビジネスをはじめる場合も
世の中のそうした動きを
無視することはできなくなりました。





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