第159回
地方の企業家にちょっと耳寄りな話

電話とインターネットと
どちらが将来性のある仕事ですかときかれても、
ちょっと返事に困ってしまいます。
どちらもいまハヤリの成長産業ですから、
新しい利用法を開拓して利用してくれる人がふえれば、
大きな事業になるでしょう。
インターネットの方が多くの可能性があるのと、
小資本でもやれるので、
若者たちの夢を刺激しているようですが、
声とかデーターを運ぶ仕事も大きな仕事ですから、
もし電話に新しい技術とか、
コストダウンのアイデアとか、
画期的な利用法を考慮したら、
事業としては面白いですね。

私の知っている青年で、
電話線の中を通る通話を圧縮して送る技術を
考案した人がおります。
あんまり圧縮すると不明瞭になる欠点がありますが、
12分の1まで圧縮するのなら障害はないそうです。
すると、12分かかって送り込む通話やデーターが
1分間ですみますから、
有線電話のコストは12分の1ですんでしまいます。
その装置を使って通話する人に
いま値下げ競争をしている
NTTやKDDの半分以下の値段でサービスを提供しても
かなり利益のあがる勘定になります。
こういう会社の株が
マザーズとか、ナスダックに上場したら、
インターネットを利用した
バーチャル・ショップの株なんかよりは
ずっと有望でしょうね。

この会社が全国の主要な都市で
サブ・ステーションと加入者を勧誘する
代理店をやってくれる人を募集しています。
その町で国際電話をかける会社とプリペイド・カードを
買ってくれる人をつくることができたら、
いまどき地方でちゃんと採算にのる
新しい事業に成長する可能性があります。
サブ・ステーションには
通話を圧縮するための設備が必要なので、
利用者の数がどのくらいになるかにもよりますが、
1つの代理店で
3千万円から5千万円くらいの資金は必要でしょう。
地方で新しい事業をおこそうと考えている人で、
興味のある方には紹介の労をとります。
私の方は商売ではありませんので、
紹介料はいただきませんが。  


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