第189回
中国大陸に台湾の進出企業が3万社

いま台湾の人が資本を持って中国大陸に動いて
新しい仕事をやっています。
上海にビルを建てたり、あちこちの地方都市に
台湾料理屋をひらいたりするのから、
ケミカルシューズの大工場を建てたり、
半導体のパーツの生産をする先端産業まで
あらゆる分野に及んでいますが、
台湾の人たちが中国の経済に一番貢献しているのは
何と言っても生産事業でしょう。

現在、台湾の人たちが大陸につくった会社の数は
約3万社に及ぶと言われています。
台湾から大陸に派遣されて、
あるいは自分が社長になって中国に住んでいる人は
物20万人にのぼります。
なかには1社で5万人も
従業員を使っている大工場もありますが、
台湾から派遣されている人は
ほとんどが管理職ですからほんの一握りです。
台湾の平均賃金は大陸の10倍以上あり、
そういう人に大陸に行ってもらうとすれば、
その倍くらいは払わなければなりませんから、
そうたくさんの人を
台湾から連れて行くわけには行きません。

台湾の人たちが大陸の人に比べて抜きんでていることは
工業的センスのある人が多いことです。
日本に50年間統治されていた間に
比較的高い教育を受け、工業的訓練も受けましたので、
アジアでは日本に次いで
工業の発達した所得水準の高い国になりました。
国というと中国は不満のようですが、
中国の支配を受けていませんから、
「特殊な国」でしょうかね。

台湾は日本の技術を入れて、
工業製品をつくって主としてアメリカに売っていますが、
日本と同じように労賃が高くなりすぎて
コスト・アップに悩んでいます。
そこで運動靴とか洋傘とか靴のような
労働集約的な仕事は
いち早く中国大陸に引っ越しをして、
門の経済特区とか、
その周辺の工業地帯で生産活動をしています。
製品は大半が輸出されていますが、
町で売っている場合は
わざわざ台湾企業の製品であることを明示しています。
その方が高い値段で売れるのは
やはり一日の長があるからでしょう。
大陸の生産の分野で台湾人は
指導的な役割をはたしているのです。


←前回記事へ 2000年9月15日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ