第207回
誰か秘書になってくれる人いませんか

私は自分のことをすぐれた経営者であると思ったことは
一度もありません。
先を読む目は人より少々早いと自負していますが、
その分、経営の実務に緻密さを欠き、
しばしば人に笑われるような失敗をくりかえしています。

しかし、「青は藍より出でて、藍より青し」
というコトワザもあるように、
私に育てられた人の中には
1人で何百人も部下を持つようになり、
同窓の友人たちに比べてトップを走っている人は
1人や2人ではありません。

8年前から大陸の将来の経済的大発展を見越して
産業界の種蒔きをはじめましたが、
いま私の上海、北京、成都、天津の
事業の総経理をしているのも、
すべて邱永漢学校の在校生です。
但し、日本人は1人だけで、あとはすべて台湾人です。
私は自分のことを地球人の中のアジア人と思っているので、
どこの国籍でどこの生まれといったことにはこだわらないし、
同じように学歴にも全くこだわりませんが、
(私は私の会社の社長がどんな学校を出たかも知りません)
それが台湾に偏ってしまったのは、
私の練兵場が台湾からスタートして
ずっと台湾で訓練してきたせいです。

これからはグローバル化が一段とすすみ、
私の仕事の舞台がアジア全体に及ぶようになったので、
日本人や中国人の若い人たちが
私の視界に入ってきています。
かつて私の秘書をつとめた人たちは
いまではいずれもが大陸に行って
社長か副社長をつとめるようになり、
仕事から手を離せなくなっているので、
私の面倒を見てくれる人がいなくなってしまいました。
私の一番最後の台湾秘書は
いま上海の永漢日本語学校の副総経理になって、
4軒目の新分校に取りかかっているので、
私の面倒は私の上海滞在中しか見てくれません。

次の私の秘書を東京、台北、北京のどこで見つけるか、
私は思案している最中です。
誰か東京で私の秘書をつとめてくれる志望者はいませんか。
私の好みもありますから、
誰でもというわけには行きませんが、
詳しくは明日のこのページで。


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