第210回
奉仕の精神のある人を求めています

日本国内で外国人に
日本語を教えることができなかったので、
私はやむを得ず外国で日本語を教えることに
切りかえました。
台北の永漢日語は学生が常時2千人になり、
いままでにうちの学校で勉強した人は
10万人をこえています。
台湾で片言の日本語を喋る人、
日本に留学に来る若者たちの大半は
私のひらいた日本語学校の出身者と言ってよいでしょう。

中国大陸でもすぐにもやりたかったのですが、
北京や上海は家賃があまりにも高く、
若者たちの収入があまりにも低かったので、
授業料でどうしても収支がつぐなわず、
しばらくの間、手が出せませんでした。
それが8年のうちに上海の家賃が
何と10分の1まで暴落し、
逆にサラリーが3倍にもなりましたので、
学生さえ集まれば、
何とか赤字にならないですみそうな環境が整いました。
そこで昨年の5月に思い切って上海に1号校を開校し、
1年たって3校まで拡げました。
また北京にもこの9月に漸く1校目をつくりました。
順調に推移すれば、上海5校、北京5校になりますから
もう現在でも既に世界一の日本語学校ですが、
学生数が1万人を軽く突破する時が来ます。
一番遅れたのが日本国内ですから、
考えて見るとおかしな話でしょう。

日本国内の日本語学校はいまどこも満杯にになっています。
私の着想はいつも早すぎるのですが、
この場合も10年早かったようです。
今更、日本で日本語学校でもないのですが、
海外にいくつも日本語学校を持ち、
日本に留学生を送り込む立場にありますので、
その世話をする拠点になるところが必要なのです。
他に比べればうんと有利な立場にありますが
ただ日本語学校は教育産業ですから、
事業というよりは社会奉仕の色彩の濃厚な分野です。
従って金儲けにはなりませんので、
留学生の世話をすることに生き甲斐を感ずる人でないと
つとまらないと思います。

年齢、職歴を問いませんが、
奉仕の精神の持主が参加してくれると有り難いですね。

注:お問い合わせは直接邱永漢事務所にお願いします。
   住所:東京都渋谷区渋谷1−6−10
   TEL:03−3400−9393
   FAX:03−3407−4462


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