第395回
時間が足りないと感ずる仕事を見つけよう

客観的にあたえられた時間を
どう上手に使うかも大切なことですが、
私は気がつかなかったうちに、
もうこんなに時間がたってしまったのかと
あとでびっくりするような主観的な時間の使い方が
もっと大切なのではないかと思っています。

好きなことをやっている時は夢中ですから
時間のたつのを忘れてしまいます。
好きな人ができて会いたくても会えないのを
「一日千秋」と表現します。
反対に逢う瀬がかなって恋人といる時は
時間のたつのが早すぎて
「時計をとめてしまいたい」と歌にも唱われています。

人生でそういう思いをするのは至福の時でしょうが、
至福の時はそう長くは続きません。
潮が引くように、やがてその時期がすぎると、
退屈で苦しくて面白おかしくもない人生が待っています。
なかには悲しい思いをさせられたり、
死ぬ思いをさせられたりすることもあります。
家族と不和になったり、仕事がうまく行かなくなって
財産を失ったりすることもあります。

そういう目にあわされても、
人は仕事だけはやらなくてはなりません。
たとえ食うには困らない身分でも
毎日ブラブラしているわけには行かないのです。
もし自分のやっている仕事が面白くなかったり、
苦痛になったりすると、1日が長い1日になって、
時間がなかなかたちません。
反対に仕事が面白いと、
好きなことをやっているのですから、
いくら時間があっても足りません。
だからお金をもらうために働くよりも、
面白い仕事を見つけて働く方がずっと大切です。

麻雀の好きな人がよく夜更かしをしていますね。
あれは夢中になって時間のたつのを忘れてしまうからです。
ならば、麻雀に負けないくらい
時間のたつのを忘れる仕事を見つけるのがいいですね。
そんな仕事あるわけがないじゃないかと
頭からきめてかかってはいけません。
まだ探しにも出かけていないのに、
どうしてないと断言できるのですか。


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2001年4月9日(月)

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