第406回
いま中国を新しい目で見るチャンス

バブルがはじけてから
もうかれこれ10年の歳月がたちました。
途中で快復しそうな場面も何回かありましたが、
その度に腰くだけになって、
最近は政府も日銀も
見通しを悲観的な方向に再修正しています。
快復とは元へ戻るという意味ですが、
私は「快復はしない、違う方向に変わるのだ」
と言っています。
現に違う方向に向って産業体の体制は
どんどん変化しています。

もしそうだとしたら、
景気が良くなってからお金を使おうと考えるのは
過去の体制を生きてきた人々です。
いまは次の変化を視界に入れて
商売替えをしたり、投資のやり方を変える時期です。
少なくとも次の時代を生きる人にとって
お金を使わないでジッと我慢していることは
意味のないことです。

現にアメリカに最先に
メイド・イン・ジャパンを売り込んで
ドルを稼いだ日本が最先にバブルにやられています。
借金をして日本から物を輸入して
我が世の春を謳ったアメリカもそろそろ限界に来て、
日本の後を追う兆しが見えてきました。
中国が日本のあとに続いて
かつての日本に負けない
対米黒字国に成長しつつありますが、
中国はまだ成長のさなかにあるので、
世界の新しい工場地帯として
世界のお金を稼げる立場におかれています。

そうなると、世界のお金が
金儲けのチャンスを狙って中国に流れます。
流れ込んだお金がまたお金を稼ぎますから、
アメリカの不況をよそに
中国が好景気に沸くことが考えられます。
改革開放政策後の調整期が約5年間も続いたあとですが、
日本で言えば昭和39年のピンチを克服して
昭和40年代の成長期に入ったところですかね。

上海も北京も不動産が半分から3分の1まで下がって
漸く底を打って戻り足に転じたところです。
株にもチャンスが出て来たことは
世界中の株が暴落したなかで中国のB株だけが
3倍から5倍も大暴騰をしたのを見てもわかります。
新しい目で中国を見る時です。


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2001年4月20日(金)

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