第482回
日本では中国語を教えることにしました。

ことしだけでも新しくスタートする仕事が
五つくらいありますと書いたら、
読者の方からどんな仕事か、披瀝してくれませんかと
要請されたことがあります。
計画しているだけなら、もっとたくさんありますが、
実現までこぎつけられない場合もあるし、
さきのばしになるものはもっと多いでしょう。
また当初のプランが変更になって、
違った形になってしまう場合もあります。

たとえば、私は東京で日本語学校を復活させる話を
書いたことがあります。
以前にやったことがあり、
校舎もそっくり残っていますから、やろうと思えば、
少々手間を取るだけで
そんなに難しいことではありません。
でも計画を途中まですすめて、
結局、予定を変更してしまいました。
日本語を教えるのに中国人を日本まで連れてきて、
この生活費の高いところで一年も二年も
お金を使わせるのは無駄だと考えなおしたのです。

日本語はむしろ相手国で習わせて、
向うで検定試験をとらせ、
そのまま、日本の大学や専門学校に入学できる道を
ひらいてあげるのが私の使命だと考えなおしたからです。
そこで予定を変更して、
北京と上海と台北で教室を増やす事に切りかえ、
北京はニ軒目、上海は四軒目、
台湾はずっとスケールが大きいのですが、
三軒目を建設しています。
一つの分校で月に100人から150人ずつ
学生がふえているのですから、
既にナンバー・ワンの日本語学校ですが、
いまに学生の数が一万人をこえることになるでしょう。

上海や北京で日本語の基礎を覚えて、
日本に来たらすぐにも大学へ行くようになれば、
お金も時間もうんと節約になります。
いまは東京や大阪の日本語学校も入学申込者がたくさんで
押すな押すなですが、
私は日本では日本人に中国語を
教えることに切りかえました。
中国に行って中国語を覚えるよりも、
中国に行く前に日本で中国語の勉強をする方が
日本人にとっても
お金と時間の節約になることになります。
この手のプランの変更はしょっちゅう起ります。


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2001年7月5日(木)

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