第566回
経済の新しいシステムを考える時です

経済の仕組みはとても矛盾した形にできています。
物が足りなくても困りますが、
物があり余っても困ります。

たとえば米が不足しても
皆がおなかをすかせることになるし、
豊作でできすぎても
おなかが一杯になって捨てなければならなくなります。
どちらになっても、米をつくる人にとっても、
消費する人にとっても災難ですから、
生産と消費のバランスがとれるにこしたことは
ありません。

ところが、世の中、バランスがとれて、
ほどよい状態というのはなかなかないものです。
足りないか、行き過ぎか、のくりかえしで、
「満ちれば、欠けるが世の傚い」ですから、
その対応にいつも追われます。
しかし、満ちると欠けるのどちらがいいかと言えば、
満ち足りて困る方が不足して困るよりは
いいにきまっています。
ただ都合の悪いことに、満ちると値が下がって
儲けが吹っとんでしまうので、
生産者は損をしたり、財産を失ったりして
死ぬ思いをさせられます。
こんな思いをするくらいなら、 貧乏していた時の方が
まだよかったなあと思うのも人情です。

昔はそんな思いに耽っているいとまもなく
また凶作におちいったり、戦災に見舞われたました。
天変地異や戦災で物を失うと、
また振り出しに戻って建設をしなければならないので、
沈滞した景気が再び活気を取り戻したのです。
現にアメリカが1929年の大恐慌から立ちなおったのも、
12年たって真珠湾を攻撃されたことが
きっかけになっています。

としたら大不況のドン詰まりは戦争
ということになりますが、
戦争の被害は人類の滅亡につながるところまで
来てしまいましたから、
そういう解決の仕方を選ぶのは利口なことではありません。
恐らく満ちたりて困るとしても、
それに甘んずるか、満ちたりても困らない
新しい生き方を工夫するか、
2つに1つでしょう。
アメリカが日本のあとを追って、
ピンチにおちいってきましたから、
いよいよそうした矛盾の解決に真剣に取り組む時が来たと
考えてよいでしょう。


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2001年9月27日(木)

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