第698回
海外投資には管理会社が必要です

不動産投資を外国でやることに不安を感ずる人は
たくさんいます。
そういう人は自分の目の届くところに
家作を持つに限ります。
しかし、それだけ用心深く立ち回っても、
家でも株でも下がる時は下がるものなんです。

グローバル化がすすめば、
人々の守備範囲も当然広がります。
やがて日本国内にいたのでは行き詰まると考えた人の中には
早くから海外に出て仕事をやっている人もあるし、
中国や東南アジアで
不動産投資や株式投資をしている人もいます。
特に上海に行くと、上海で不動産投資をした人が
マンションをどうやって人に貸したらよいか、
もてあましている話をよく耳にします。

外国に不動産を持つのはいいとして、
収入を得るためにはきちんとした管理ができるか、
それを代行してくれる良い管理会社がなければ
うまくやって行けません。
10年ほど前に香港で不動産投資をやったことがあります。
香港の返還を前にして、日本の経済評論家たちが
中共に返還されたら香港はゴースト・タウンになるだろうと
予測した時のことでした。

わたしは香港が中共の統治の下で消えてしまうのではなくて
レベルの高いほうに影響される筈だから、
大陸の香港化が起るだろうと反対の見方をしました。
それならば、香港の不動産も株も
値上がりする筈だと確信して、
香港に行ってマンションを650室ほど買いました。
もちろん、私1人だけでなく私の言うことを信じて
一緒に行った人たちの分もふくめてのことです。
あれから返還になるまでの5年間で香港のマンションは
5倍にも値上がりしました。

値上がりは有難いことですが、
それよりも買ったマンションを
どうやって管理するかが問題でした。
私は香港に不動産管理会社をつくってもらい、
その会社に自分も出資して、
自分の不動産も自分と行動を共にした友人たちの不動産も
管理してもらいました。
その会社があったおかげで不動産の賃貸も家賃の回収も
スムーズに行きました。
その会社はいまでも生きています。


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2002年2月6日(水)

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