第791回
創業のチャンスが次々とふえています

ずいぶんあちらこちらとびまわりましたが、
各地を点々と移動しながら、
いつもこれからやれそうな仕事について考えました。
その一部をこの連載の中でも述べましたが、
いずれも私一人でやれる仕事ではありません。

モノ・カネ・ヒトの動きは
グローバル化によって大きく変わりつつありますが、
どの分野にもやれる仕事はいくらでもあります。
モノづくりはコストの安いところに移りますから、
日本企業の生産拠点は
大挙して日本から中国大陸へ移ってしまうでしょう。
すると、
安いところから高いところへ製品は移動しますから、
ユニクロがやったようなビジネスが
あらゆる業界に起ることが考えられます。
うまくその一角に橋頭堡を導けば
新しい仕事がはじまります。

カネはお金の儲からなくなったところから
お金の儲かるところに動きます。
資本は通貨の弱いところから強いところに移りますから、
ドルの強い間、世界中のお金がアメリカに集まりましたが、
やがて中国に動く時代が来るでしょう。
高度成長の続いているところにお金が集まるし、
またその国の通貨が強くなりますから、
かつてアメリカに動いたお金が
中国に移る可能性がふえます。
日本のお金も中国に出稼ぎに行きますから、
中国の株式市場も不動産も
活気を帯びるようになると期待していいでしょう。

しかし、最も注目すべきはヒトの動きです。
ヒトはモノの動きにも、カネの動きにもついて行きます。
日本から動くカネについてヒトも中国に動くし、
ヒトが中国から日本に動くことも多くなります。
ヒトをどう動かすという仕事が
この次の大きな仕事になるのです。
それだけ新しい仕事もふえるし、
創業のチャンスもうんとふえると考えてよいでしょう。

早いもので「もしもしQさん」も
今回で7冊目が一冊の分量に達しました。
遠からず単行本になりますが、
明日もどうぞこの続きをごらんになって下さい。


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2002年5月10日(金)

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