第806回
かつての電力株を買うような積りで

日本では高速道路はすべて日本道路公団の所轄なので、
高速道路株が自動車ブームの恩恵を受けてると言っても
ピンと来ない投資家が多いかも知れません。
お役人の古手がお役所仕事の延長でやっていますから、
料金も高いし効率も悪いし、
もうとっくに償却のすんだ路線でもタダにするどころか、
逆に値上げをしたりします。

台湾も公営ですが、
連休や正月になると里帰りをする人が多いので、
高速道路が大混雑をします。
その原因は料金所にありますから、
議会でそれを指摘されると、交通部長(運輸大臣)は
「では、連休の時は通行料をタダにしましょう」
といっただけで、渋滞は直ちに解決してしまいました。
また上海の浦東と浦西をつなぐ地下道は
料金をとっていましたが、
「政府で浦東を開発しておいて
 毎日通勤する人から通行料をとるのはリクツに合わない」
と指摘されると、すぐにゲートを廃止してしまいました。
上海市は市内を縦横に高速道路が走るようになりましたが、
南京や杭州に行く私設高速道路以外はすべてタダです。

その代わり都市と都市をつなぐ高速道路は
私営に任せています。
民間のお金を集めてやれば、
公金を捻出しなくてすみますし、
工事費や経常経費も無駄が省けますし、
政治家から干渉されないですみます。
出来立ての頃は通行車両も少なく、
これではたして採算に乗るのだろうかと危ぶみました。
最近はマイカー・ブーム時代に突入してきたので、
上海や広州を中心とした経済の発展している地域では
年々混雑が激しくなっています。
もう設備はあらかた完成しており、
あとは補修だけですから、
料金収入のふえた今だけ現金収入がふえ、
新規路線に投資することが可能になります。
値上がりをしたらすぐ売るよりも、
十年間、定期預金をするつ折りで投資をするのなら
銀行利息の何倍も収入がふえるのではないでしょうか。
かつての日本で電力株を持っていたような息の長い投資なら
期して待つものがあります。


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2002年5月25日(土)

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