第810回
手に職を持っておれば、心配はありません

いま中国の経済は成長期におかれています。
人間だって食い盛りの時に病気になったり、
寝込んだりすることがあります。
生まれつきどこの器官が悪いということもあります。
経済にも当然そういった弱点や欠陥があります。
そうしたマイナス要因を見つけると、
それを掘り出してきて、
鬼の首でもとったようにあげつらう人が結構いますね。
人のフリ見て我がフリなおせというのが
本当だと思うんですけれどねえ。

しかし、先入観のない若い人は
さすがにそういう考え方をする人はほとんどいません。
「自分たちも外へ出て働くことを考えていますが、
 その場合、どういう技術なり知識を身につければ
 よろしいでしょうか」
と私に問い合わせてくる人もおります。
「自分はこれと言って特技もありませんが、
 外国で人生を賭けてみたいと思っています」
という人よりはずっと実際的で頼もしい質問です。

外国に行く時はよその国に行っても通用する
技能や専門知識を持っておれば、
メシの食いっぱぐれはありません。
たとえば、東京でも適用するような
美容師としての腕前があれば、
自分が店をひらいても、
店にやとわれても餓死の心配はありません。
それと同じように日本料理の板前としての腕があれば、
同じように仕事にはあぶれません。
しかし、スシ職人は日本でも
回転寿司に職場も奪われつつありますから、
いまから勉強をするなら
とんかつとか、天ぷらの揚げ方を覚える方が
将来の独立に役立ちます。

また前にも言ったように、
中国ではおいしいパンもケーキも売っていません。
カステラもこの中に含まれます。
パンの作り方やケーキのつくり方を
ちゃんと身につけておれば、
スポンサーになってくれる人を見つけるのは
そんなに困難なことではないでしょう。

以上はほんの1例にすぎませんが、
これに類似した技術や知恵なら
無数にあるのではないでしょうか。
それが一生の仕事になるとは限りませんが、
芸が我が身を助けることにはなると思います。


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2002年5月29日(水)

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