第856回
上海への短期留学からでもかまいません

北京への短期留学をおすすめしましたが、
上海の方がいいと思う人は
上海への短期留学からでもかまいません。
北京にも上海にも永漢国際教室があって、
中国人には日本語を、
日本人には中国語を教えているからです。

中国語は正確に言うと北京語ですから、
北京の方が標準語を習うのには適しています。
何と言っても中国の首都ですから、
北京をよく見ておくことは
中国を認識する上でも役に立つし、話のタネにもなります。
万里の長城に行くことも、
故宮を訪れることもできますから、
時間をもてあます心配はありません。
私自身も北京に自分の住む家を構えているくらいですから、
北京にいて退屈することはありません。

でも中国の経済がどういう具合に発展しているか、
「世界の工場」はどういう具合にできているか、
またもし自分で商売をやるとしたら、
ヒントになるような情報はないかと、
実利的な関心が旺盛な人は、
北京よりも上海の方が役に立つかも知れません。
中国で最先端を行っているのは
何と言っても上海だし、
中国の未来の動向を知りたかったら、
上海の動きに注目するのが1番だからです。

上海には永漢国際教室が4校ありますが、
日本人のよく集まる虹橋の教室では既に在留日本人が
二百数十名、中国語の勉強をしています。
教室から1歩外へ出れば、
日本の企業もたくさんありますから、
異国でありながらそんなに異和感を抱かないですみます。
但し上海語と北京語はお互いにチンプンカンですから、
上海人から北京語を習っても
上海風のアクセントということになるかも知れません。

料金は上海も北京も同じ1週間8万円で、
往復の航空運賃に多少の違いがあるだけです。
1回は北京に行って、
もう1回は上海に行くというのでもいいかも知れません。
どちらにするかは自分で決めてアジア交流センターに
お知らせになって下さい。
いい旅ができますように。


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2002年7月14日(日)

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