第867回
食べておいしかった物を教えて下さい

自分で買った物でもよし、人からもらった物でもよし、
食べて本当においしかったなあ、
人に教えてやりたいたなあ、と思う物はありませんか。
あったら私にも教えて下さい。

私は食べることには目のない方で、
おいしい店があったら、
千里の道を遠しとせずに駆けつけます。
たった一食の美味にあずかるために、
ボルドーから往復340キロの道を
車で走ったこともありました。
いまは年をとって食べる量は昔ほどのことはありませんが、
量の減った分だけ
選り好みが激しくなったようなところあります。
従っていまも食べることに情熱を燃やしていることに
変わりはありませんが、
いまここで私が言っているのは
レストランで食べる物のことではなくて、
買って帰って家で食べる食べ物のことです。

たとえば、志摩観光ホテルの名シェフ高橋忠之さんの
自分流海の幸料理の1つである伊勢海老のスープは
1カン2500円もしてかなり高値なものですが、
高橋さんが第一線っから退いて
私が伊勢まで行かなくなってからでも、
わざわざ高島屋まで買いに行きます。
台湾まで持って行って
李登輝さんにプレゼントしたこともあります。

また或る時、宇都宮に講演に行ったら、
講演の帰りに主催者から益子醤油のタマリ漬というのを
お土産にもらったことがございます。
夕食の漬物として出してもらったら、
その中のらっきょうと小茄子の醤油漬がとてもおいしくて、
以来、宇都宮に行く度に
必ずその店に寄って買って帰るようになりました。
或る時、そのことを日本経済新聞に書いたら、
しばらくの間、お客がドッと押し寄せたと、
のちにその会社の社長さんにきかされたことがありました。

皆さんにもきっと似たような経験があると思います。
これ、とても役に立つ情報なのです。
自分の胸の中にだけ蔵い込んでおかないで
私にもこっそり教えて下さい。
私もきっとすぐに人に教えるでしょうし、
話をきいた人もきっとすぐとんで行くに違いありません。
みんなでそういうサークルをつくると楽しいですね。


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2002年7月25日(木)

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