第889回
安売りだけではデフレを生き残れません。

デフレの中で誰でも考えることは安売りです。
売れないものであっても、安ければとぶように売れます。
不景気のはじまった頃は、ちょっと安くすると、
黒山のように人だかりがしました。
だから価格破壊と称して、
物価を半分にして見せると豪語した
スーパー業界の雄もおりました。

でも消費者は安値になれると、
すぐそれに麻痺してしまいます。
一社が安売りをすると他社がそれに続きます。
すると、安売りが当たり前になって、
安売りをしても量がはけなくなってしまいますから、
安くした分だけ売り上げが減ってしまいます。
あの店もこの店も安売りということになりますと、
値を下げた分だけ売り上げが減ってしまいますし、
うっかりすると利益はそれ以上に圧迫されてしまいます。
だから安売りで
利益の減少をカバーできなくなるだけでなく、
減収減益が定着してしまうおそれがあります。
デフレの初歩的な対策は安売りですが、
やがてその副作用で商売にガタが来てしまいます。
安売りだけで
デフレ時代を乗りきることができないのです。

ではどうするかというと、
先ず考えることは売上げをふやさなくとも、
成り立って行く方法があるかということです。
デフレになると、売り上げはふえないどころか、
逆に減る方向ですから、経費をそれ以下に抑えることです。
次は安売りをしないでも
お客に買ってもらえる商品構成を考えることです。
時代にマッチした商品と
消費者は何を欲しがっているかという
消費者心理の研究が必要です。
大型店である必要はなくなりました。
大型にして人が集まるなら苦労はありません。
そうならないところに時代の変化があるのです。
安く売る競争は既存の商人たちに任せて、
生存する余地のある商売の仕方を
選択する時代になったのです。

それを思いつけなかった時はどうすればいいか、ですって?
そういう人は身体を使って
頭を使う人にメシを食べさせてもらうことです。


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2002年8月16日(金)

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