第894回
値引きしなくても買ってもらえる新商品を

デフレの時代は皆が価格に敏感になっていますから、
物を売る側がそれにそっぽを向くようなことはできません。
ところが、商売をしている人を見ていると、
自分が仕入れる商品や素材や人件費の原価ばかり気にして、
そこから計算して、
自分の店の商品の値ぎめをしようとします。
デフレの時代の価格決定権はお客様の方にあるのですから、
お客様のふところ具合を勘案して、
この値段ならお客さんが喜んで
お金を払ってくれるというところから出発するのが
本当なのです。

廻転ずし屋と相も変らぬカウンターのすし屋の
お客の入り具合を見て下さい。
ハヤリ、スタリの問題だけでなく、
払いやすい値段とそうでない値段とのひらきが
お客の数を決め、売上げの高を決めるのです。
だから、多くの客に来てもらおうと思えば、
客単価を無視することはできません。
どちらかと言えば、先ず客単価をきめて、
それに見合う商品構成や素材選びをするのが
デフレ時代の商売の原則です。
コストダウンがデフレ商法の第一歩なのです。

しかし、コスト競争は身の破滅につながります。
安売り屋が次々と潰れているのを見ればわかります。
安売りが時代の傾向だとしたら、
どうしたら安売りをしないでも
商品が売れるかを工夫することが
どうすれば安売りできるかを考えるよりも重要になります。
そのためには
値段を下げなくとも売れる商品を開発することです。
パテントに守られた商品だとか、
他社の追随をゆるさないような高技術水準の商品は
いつの時代でも通用しますが、
食料品、ファッション商品、日曜雑貨から
レストランの提供する料理のすべての分野で、
そうした工夫があって然るべきです。
 
従って、
安売りで成り立っているような商売をしている人でも、
絶えず売れ口で且つ利に乗る新商品の開発をしないと
やって行けません。
これは日本を代表する大メーカーから
商店街の小さな店に至るまで共通して言えることです。


←前回記事へ

2002年8月21日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ