第912回
上海に一週間勉強に行きましょう

西安、敦煌、蘭州と駆けまわって上海まで戻ってくると、
さすがに誰でもホッとします。
上海は中国を代表する近代都市であるばかりでなく、
あまり遠くない将来に、経済面でも文化面でも、
東京を抜いてアジアのトップに立つ大都会になる勢いを見せています。
ほかの町に行かなくても、一週間の時間があったら
上海にだけはぜひ足を運んで見て下さい。

私は投資視察団を組んで、中国のあちこちを
一週間でかけまわる贅沢旅行をやっていますが、
それだけの経済的余裕のない人でも
せめて上海に行って見る必要があります。
そのために中国語短期留学のコースをつくったことは前にも述べました。
日曜日に行って日曜日に帰ってくる一週間、
午前中はしっかり中国語を学び、午後は町に出て社会勉強をやり、
夜は夜で社会探訪をする時間もあります。

先陣を組んで一週間上海に留学した人たちのアンケートを見ますと、
中国語を教えてくれた中国人の先生はとても親切でよかったし、
学校で知り合った中国人の学生とも友達になれたし、
昼は昼、夜は夜で時間が足りないくらい忙しかった。
また一元で乗る満員バスもそれはそれでとても面白かった。
ただゴキブリとネズミの出るホテルはなれないので、
もう少しお金を出してもよいから、
ランクの違うホテルをいくつか用意して
選ばせてくれませんかという要望もありました。

すぐにも改善するように指示しましたので
この次、上海に一週間留学をする人は、
二万円か三万円よけいに奮発すれば、
四つ星クラスのホテルに泊まることができるようになりました。
一つのところに一週間もいると、
かなり町の事情に通ずるようになるし、
目的があれば、かねて知りたいと思っていたことを調査して、
あるていどの結論を出すこともできます。
一週間、中国語短期留学と言っても、
勉強するのは言葉だけではありません。
上海とか北京の町に一週間いたら、
自分の将来について考えることが山のように湧いてくる筈です。
それが勉強というものなのです。


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2002年9月8日(日)

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