第913回
いまに農民を輸入する日がきます

旅から帰ってきたばかりですが、
また明日から大連、青島、北京、上海の投資視察旅行に出かけます。
今回は前回の敦煌旅行に比べると、
参加者が半分ですが、それでもやっぱり出かけます。
ごらんの通り、行くところは沿海ぞいの工業都市と大都市ばかりですが、
中国の工業化がどういう方面に向って動いているか、
よくわかる旅行になる筈です。

大連はかつて日本が統治していたことのある都市だけに、
日本の企業の一番たくさん進出しているところです。
従って日本語のできる中国人の一番たくさんいるところでもありますから、
私にとっては日本語学校をつくる候補地の一つです。
また青島は山東省から野菜の類を日本に送り出す港であり、
現にほうれん草のことでいま日本ともめている最中です。
そういう野菜の加工輸出をしている工場を訪問しますが、
私の本当の目的はセーフ・ガードの対象になる
商売の実情を調べに行くことではありません。
山東省は日本に近く、輸出にも便利な港がありますが、
省全体は生産性の低い農業地域です。
日本向けの農産物の生産地として日本の業者が目をつけたのも、
そうした貧しさと所得の低さが農業生産にうってつけだからです。

そうした悪条件をうまく利用することも大切ですが、
私は農産物を素材のまま日本に輸出して、
やれ農薬だ、やれセーフ・ガードだと騒がれるのでは
割りにあわないと思います。
むしろそうした悪条件を逆手にとって
素材を加工してもう少し付加価値の高い仕事ができないものか、
もしくはいっそのこと野菜をつくっている安い労働力を
そのまま日本に送り出す方法はないものかと考えているのです。
いまは入国管理局の高い壁に遮られていますが、
農家の子弟が後を継がず、日本国中の農地が荒れ放題になったら
そんなことは言っておられない日が必ずきます。
私がやる仕事ではないでしょうが、
いつかそうなった時に備えて下見に行くという目的があるのです。


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2002年9月9日(月)

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