第957回
2003年版・邱永漢「実務手帖」ができました

また年末が近づいてきました。
2003年版・邱永漢「実務手帖」ができて、
書店の手帖売場にならんだところです。
手帖も年々ふえて、どれにしようかと迷う人も多いでしょうが、
「もしもしQさんQさんよ」に馴染んでいただいている方は
なるべく「実務手帖」にも馴染んで下さい。

よく地方の講演に行きますと、
私の著書の販売をしているコーナーに、
「実務手帖」を持ってきて「サインをして下さい」
と手帖を出す人にぶっつかります。
どうせサインをするのなら、ついでに何か一言と考えて
この頃は「変化はすべてチャンスである」
と書いてさしあげることが多くなりました。
一言で言えば、いまは変化の時と言ってよいでしょう。

仕事でも物の考え方でも、
それが当り前だと考えていたことが
そのままでは通用しなくなってしまいました。
永年やってきた事業をやめる人もあれば、
職業におさらばをする人もあります。
また大学卒即就職が当り前だったのが、
外国へ留学する青年もあれば、
チャンスを求めて海外に行く青年もふえています。
それを不安に思う人もあれば、
またとないチャンスと考える人もあります。

人生を暗い方へ暗い方へ、と考えずに、
苦境もチャンスであると考える人が
私の「実務手帖」を使う人です。
私自身、この年になっても、
「今日は昨日の自分とは違うんだ」
「明日は今日より少しは賢くなるんだ」
と思って努力しています。

恒例によって籤引きで10名の方に
出版元の実業之日本社から私のサイン入りの手帖をさしあげます。
籤運のなかった人は945円(税込み)を奮発して、
2003年版をおもとめになって下さい。
力一杯生きることは、籤運とは全く関連がありません。
いつの時代でも努力した分だけ道はひらけて行くものです。
恐らく来年も景気は底がぬけたままでしょうが、
底から這いあがれるかどうかは本人の努力次第です。


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2002年10月23日(水)

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