第1101回
安売り離れの心境になりましたか

不況になったら物が売れなくなりますから
物を売っている商売の人はあわてます。
人より安く売れば何とかなると思って安売りをかけると、
一時的にはドッと人が集まって物が売れます。
でも単価の下がった分だけ一個当りの儲けは減りますから、
全体としての儲けはそんなにふえません。

商売をしているのが自分の店だけならそれでもよいでしょう。
でもそれを見てお隣りの店も安売りをかけてきたら、
安売り競争になって共倒れになってしまいます。
皆がインフレの波に乗って値上げをしている時に
ひとり値下げをするのであれば効果がありますが、
デフレの中で安売り競争をすると、
どっちが先にお手上げになるかの
競争をしているようなものです。
忙しいばかりでなく、
自分の墓穴を自分で掘っているようなものです。

どこに行っても中身の同じナショナル・ブランドの商品なら
安い店にお客はひきつけられていくでしょう。
でもお客にそういう商品ばかり買われたのでは
お店の方だって成り立ちません。
デパートもスーパーも本当の狙いは
そうやってお客をひきつけておいて、
値幅の大きい、お金の儲かる商品を買ってもらうことです。

お客の方にしても、大安売りの広告などを見ると、
つい安値に惚れてつい安い物を買ってしまいますが、
「安物買いの銭失い」と昔から言われているように、
安い物にロクなものはありません。
ユニクロの安いファッション製品が一世を風靡しましたが、
ブームをすぎるとだんだんあきられるようになります。
私なども一頃は珍しがってロールス・ロイスの車に乗るのに、
わざわざユニクロのシャツやパンツを買ってきて
アンバランスを楽しみましたが、
それになれてしまうと身体は一つしかありませんから、
ブランドがどうのこうのと言うより
自分の気に入った服の着方に戻ってしまいます。
そうなると、どんな不況の中でも
だんだん安売り離れが身についてきます。
これだけ不況に鍛えられたら
そろそろ安売りに対して免疫ができていいと思いませんか。


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2003年3月16日(日)

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