第1117回
中国語短期留学が軌道に乗るまで

私が中国語短期留学を思い立ったのは
二つのことに出会ったからでした。
上海の虹橋飛行場に近い虹橋は
日本企業のオフィスがたくさん集まったところですが、
ここに上海で4つ目の日本語教室をひらいたところ、
日本語を勉強したい中国人の学生もよく集まりましたが、
それに負けないくらい中国語の勉強をしたい
日本人の現地駐在員やその家族たちも集まってきました。
何と個人教授で勉強する日本人が350人も集まったのです。
実際にその必要に迫られているせいもありますが、
中国語熱もバカにしたものじゃないなあと思ったのです。

もう一つは昨年の夏休みを前に、
東京の日本語学校から夏休み中は教室も宿舎も空いているから
台北から学生を募集して送り込んでくれないかと頼まれました。
休みになると日本に遊びに行く若い人が多いので、
試みに東京に日本語の勉強に1ヶ月ほど行きませんかと
台北の永漢日語教室が学生たちに声をかけたところ
たちどころに30何名集まり、
収容しきれなかった人はお断りするほどの盛況でした。
やって見ると、教室はまあまあでしたが、
寮の設備が悪くてあれこれクレームがついてしまいました。

それに懲りて次回からは新築のウィークリーマンションを借り、
教室はアジア交流センターの中国語教室を借りたので
何とかクレームがつかずにすみました。
ヒントは台湾の若者、
わけても若い女性の日本語短期留学が先ですが、
これならもっと海外旅行に馴れた日本の若い人たちにも
通用しないわけがないと確信したのです。
昨年の後半からはじまって色々と試行錯誤をくりかえしましたが、
これまで100人以上の人を北京と上海の一週間留学に送り込み、
大へん喜ばれています。
安くあげるために二つ星のホテルをとると、
フロントで日本語が通じず、
夜中にネズミとゴキブリが出たといって
クレームをつけた人もありますが、
どうやら軌道に乗るところまで辿りついたようです。
恐らくもう大丈夫だろうと思います。


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2003年4月1日(火)

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