第1126回
ベンチャーの夢は大きいほどいいでしょう

石油のオリを機械にかけ再生してオイルと砂に分離する
オイル・エクストラクターの装置は一式で5000万円、
設備にかかる費用が約3000万円、合計8000万円ですが、
建物は精々100坪で3台や5台は入りますから、
1ヵ所で台数をふやしても追加費用は少くてすみます。

1台で年間に3500トンていどの廃油処置が可能で、
約3分の1のオイルが再生できます。
また砂はどこにでも捨てられる無公害の物ですが、
目下、製鉄用の素材として使う研究がすすんでいるので、
それもお金になるかも知れません。
そこまで考えなくとも一つの工場で24時間運転を続けて、
月に1日点検のために休みますが、使用人は3人ですみます。
再生したオイルの売却代金だけで
操業費用のすべてが賄えるので、
廃棄物処理のために
石油会社からもらう費用が利益に計上できます。
その代金が1台につき6000万円ていどですから、
1ヶ所に4台設置するとして
一年で元はとれるという勘定になります。

石油タンクがたくさん並んでいる港という港をはじめ、
石油化学の工場の集中しているところは、
世界中どこでもこの装置は必要ですから、
需要は無尽蔵にあるように思えます。
むろん、新しい技術が出現すれば、
類似した技術も次々と登場してきますから、
いいことはそう長くは続かないかも知れません。

しかし、一つの設備をつくるのに
何十億円もかかる大事業と違って、
その10分の1もあれば、軌道に乗るスケールの事業ですから、
その気になれば自分一人でもできてしまいます。
私の場合は何十という新しいプランがうしろに控えていますから、
自分が車を運転するより、
交通整理をやるのが自分の仕事だと心得ています。
やるとなれば、もちろん、
私が一番たくさんお金を出す人の一人になります。
でもうまく行くかどうか、保証のできることではありません。
近く具体的なスケジュールができてくると思いますので、
その時は登録した方々に眞っ先にお知らせします。
興味のある人は予め住所、氏名を登録しておいて下さい。


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2003年4月10日(木)

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