第1128回
天仙液が私に残した宿題

うちの家内の二番目の兄さんは
私と同じ1924年の生まれですから、
もうそろそろくたばってもおかしくない年齢です。
正月に急に身体をこわしてトロントの医者に診てもらったところ、
肺癌が片肺は1ヵ所にかたまっているが、
もう一方は拡散していて手がつけられないと
ドクターから診断されてしまいました。
ベッドから起き上がることもできず、
こちらから国際電話をかけても満足に声が出ず、
何を言っているのかききとれない状態でした。

家内が「天仙液」のことを思い出して
すぐに香港に電話をしたら、
総代理店の董事長さんから
「カナダには売っていないが、すぐアメリカから送らせます」
と連絡がありました。
「効きますか」と家内が何回も念を押したら、
「2ヵ月分送りますから、1日6アンプルずつ飲んでみて下さい」
と言われ、半信半疑で飲みはじめたところ、
1週間たったら、電話の声がききとれるようになり、
2週間もしたら、たまらなくおなかが空くようになったと言って、
チャイナ・タウンに食事に行くと言って
零下10何度のなかに外出して夜の10時になっても帰ってきません。
今生の別れになるかも知れないと言って、
うちの家内は香港からトロントまでとびましたが、
元気な顔を見て帰ってきました。

私が香港に行った時、
「天仙液」の董事長さんにお礼を言ったら、
「アメリカでも東南アジアでもオーストラリアでも
健康食品として正式に輸入できるのに
日本だけはなかなか許可がもらえず、
いまだに並行輸入で個人宛に郵送する以外に方法がないんですよ」
と実情を訴えられました。
その時、「これを飲んで見ていただけませんか」と言って
同じ「天仙液」の創製者である王振國先生のつくった
「中国一号天然栄養液」というアンプル入りの栄養剤を渡された。
一週間ぐらいで、胃腸の調子も睡眠の調子も、
おまけにセックスの調子もすっかりよくなったので、
これも中国4000年シリーズの一つかと感心しましたが、
おかげで宿題が一つ残ってしまいました。
どうやったら日本に居て簡単に手に入るか、
一緒になって考えざるを得なくなってしまったのです。


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2003年4月12日(土)

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