第1130回
コーヒー店経営は若い人の間でブーム

若い人がコーヒーハウスの一軒も持ちたいと考えるのは
日本も中国も同じです。
でも日本人の方が金持ちですから、
日本の方が実現性があります。
その代わり日本の方がどの町を歩いても
コーヒーハウスばかりですから、
経営がうまくいくかどうかはまた別の問題になります。

私はそういった若い人たちの心理がわかりますから、
本屋にいって料理本の棚を見ると、
コーヒーの入れ方からコーヒーハウスの経営の仕方まで
ワインの本とワインバーの案内にまけないほど
たくさんあるんですね。
私の前に30前後と覚しき青年が
棚の中からコーヒー店の経営法について書いた本を
引っ張り出して熱心に見ています。

できる、できないは別として、
やはり創業大学でコーヒー店の経営法の講義を
してもらう必要があるなと痛感しました。
私はドトール・コーヒーの社長さんと
親しくさせていただいているので、
忙しくて気の毒だけど、
コーヒー店のひらき方について
手ほどきをしていただこうかなと何度も思いました。
しかし、本屋で私が手にした
繁盛するコーヒー店のひらき方をパラパラめくると、
ドトール・コーヒーの営業部長をしていた方で、
何百軒もの店の開店を指導していた人だということがわかったので
すぐに連絡をしたら喜んで承知していただきました。
それが目下連載中の永嶋万州彦さんの
「繁盛するカフェはここが違う」であります。
きっと熱心に毎日読んでくれる若いファンがふえることでしょう。

日本でも、スターバックスやタリーズなど
外国勢が攻め込んできて、
さながらコーヒー戦国時代になった観がありますが、
それが中国にも伝染して、上海ではスターバックスだけでなく、
日本のコーヒー・チェーンが台湾に生みおとし
眞鍋珈琲とか上島珈琲が台湾人の手によって
華々しく展開されています。
でも上海の一杯のコーヒーは
一般庶民の一食の食事代より高いですから、
まだごく一部の人にしか愛好されていません。


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2003年4月14日(月)

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