第1143回
時効をすぎてやっと名乗り出た張本人

私の香港の会社(私個人ではありません)を
訴えたのは日本人が4人で、うち1人は物故者ですが、
私の会社にお金を払い込んだは
いずれも香港の法人になっています。
法人と法人の訴訟ですから、
私とは関係がないのですが、
私を引っ張り込まないと世間が話題にしないので、
必らず私の名前が出てくるのです。
私は香港でも日本でも有名人ということになっていますから、
私が人のお金を猫ババアしたと新聞社に売り込むと、
夕刊の1頁目のトップを飾ることになります。

向うはお金を払い込んだのに
物件も引き渡してくれないと言いますが、
お金を払い込んだ法人は香港の法人で
その法人の株主はタックス・ヘブンにある
わけのわからない会社です。
いくら連絡をしても誰も出て来ないし、
本人たちに会社のオーナーは君たちじゃないのかときくと、
自分たちじゃないと否定し続けてきました。
どうしてだろうかと思ったら、
税務署から資金の出所を追求されるのを怖れて
わけのわからない会社をオーナーにしていたのです。
もうあれから11年もたちましたので、
時効になったのかどうか知りませんが、
最近になって自分たちの資金だと名乗り出たのです。
手付金の領収書は香港の法人ですから、
先ず自分たちがその法人のオーナーであることを
証明しなければなりません。
假りにそれが証明されたとしても
香港の法人と法人の係争ですから、
個人の出る幕ではない筈です。

ましてや香港で係争中の民事を
日本までへ持ってきて争うとなると、
二重裁判ということになるし、
香港の法人がいつの間にか
日本在住の個人の財産になって争うことになってしまいます。
しかも物故した人の会社の所有者が
故人の家族も知らないうちに、
首謀者の仲間の名前にスリ変わっていますから、
これを本人であると証明することはもっと難しいでしょうね。
こういう連中を相手に訴訟をするのは
時間の無駄というものですが、乗りかかった舟ですから、
「事の眞相」についてもうしばらく耳を貸して下さい。


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2003年4月27日(日)

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