第1275回
長期投資の姿勢で短期勝負ができます

これからの中国株投資は
短期、長期ともにきわめて有望です。
短期は多分、これから2年の間に、
人民元の切上げがあるだろうことです。
假りになかったとしても、
中国に外貨が大量に貯まりますから、
過剰流動性が発生して、
株高と不動産高を惹き起します。
為替の自由化とどちらが先になるかわかりませんが、
為替の自由化がスケジュールに載れば、
A株とB株の合併が具体化します。
どちらが先に起っても、
あるいは同時に起っても株価は大きく刺戟されますから、
株を買う人にとってはいいタイミングです。

假りにそういうことが全くなかったとしても
経済の高度成長が続けば、
年を追って企業の体質は一だんと強化されます。
同じ株式投資をするなら
成長しきった日本の株に投資をするより
成長過程にある中国株に投資した方が酬われます。
もしかしたら、ことしの下半期は
日本株が久しぶりに動意を示すことになるかも知れません。
もし幸にしてそういうことになったなら、
日本株を中国株に思い切って乗り換える千載一遇の好機です。
私はそうする積りで手筈を整えています。

しかし、万全の布石をしても、
そうならないこともあれば、
そうなるのに時間がかかることがあります。
上がる株が逆に下がることもありますが、
自分が優良株と信じている株なら
下がったところでナンピンを入れることもできます。
また不況の時でもきちんと配当をしている株なら、
長期保有をしても邪魔にはなりません。
銘柄は多くはありませんが、
時価で買って3%ていどの利廻りのある株が結構あります。
日本で定期預金をしているよりはずっとましですから、
予定した以上の長期投資になっても
さして気にはなりません。

つまり姿勢としては長期投資ですが、
思わぬ好運にめぐまれたら、
短期の勝負に切りかえることもできる時期がやってきました。
詳細については10月に発行される私の
「中国株の基礎知識」を読んで下さい。
それまで待てない人のために概略を書いてきました。


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2003年9月6日(土)

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