第1320回
変化に対応できる人だけが生き残れる

時代はドンドン変わります。
それについて行けない人は落伍をし、
容赦なく淘汰されてしまいます。
人は自分の足がついて行けなくなったことは棚に上げて、
景気が悪くなったことや
義理人情のうすれたことを嘆きがちです。
また政府は大企業の味方ばかりして、
中小企業には一顧だにしないことを恨みます。

でも時代の変化はそれを読みきれない者に対して
遠慮会釈はしません。
大企業が倒産すると影響が大きいので、
政府が一時的に梃子入れしますが、
梃子入れされたからと言って
息を吹きかえすのはホンの束の間だけのことです。
経営する人の頭がついて行かないし、
流れに変化がないのに、
お金だけで企業が蘇生するわけがありません。
駄目になる時は、
大企業と中小企業の区別もありませんし、
歴史が長い短いとも関係ありません。
また豊富な資金や含み資産に
左右されることもありません。

うまく生き残れるかどうかは、
時代の変化をうまく読んで
それに対応して行けるだけの能力が
あるかどうかにかかっています。
その能力が失われていなければ、
古い企業も生き残れるし、
資本も実績もないビギナーでも
新しく頭角を現わし、
次の時代をリードする
花形チャンピオンになることができます。
いわばそういう千載一遇のチャンスに
私たちは遭遇しているのです。

ただぼんやり見ているだけでは、
昨今と同じ風景が見えるだけです。
そのもう一つ向うの風景を見るように
心がけなくちゃいけません。
私はいつもそういう姿勢で毎日を送っています。
早いもので今回で
「もしもしQさん」の12冊目が書き終ったところです。
ふりかえって見ると、たった3ヵ月あまりの間に、
話題もずいぶんあちこち飛びましたが、
SARSあけと共に
私のとびまわる行動半径も一段と拡がりました。
ずっと旅行ばかりしていたので
書くのが遅れてしまいましたが、
これから半年はちょっと目の離せない
ターニング・ポイントに来ている感じです。
詳しくは明日以降をごらんになって下さい。


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2003年10月21日(火)

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