第1392回
一年の計は十指にあまるほどあります

明けましておめでとうございます。
香港は長くイギリスに統治されていましたので、
ヨーロッパ風に、
クリスマスと新暦の正月を迎えますが、
住んでいる人の9割以上が中国人ですから
旧暦の正月の方がもっと賑やかです。
ことしは例年になく
新暦の正月と旧暦の正月が接近していて、
1月22日には旧暦の正月を迎えますので、
1月は休みばかり、
お役所の許可を必要とする仕事と、
工事現場の仕事は閉店休業と言ったところですね。

ことしの私は香港で正月を迎え、
3日には香港を出発して昆明に向います。
昆明に5日間(但しその間にコーヒー園のある保山に1泊)、
成都に3日間、上海の新居に5日間、
北京の自宅に4日間滞在して、
1月20日に東京に戻ってまいります。
私が北京を離れると、
次の日は旧暦の大晦日ですから、
皆、やれやれとばかりに胸を撫でおろして、
台湾から働きに来ている連中は
満員の飛行機に乗って台湾に帰り、
地元の人たちは休みをもらって正月を迎えます。
新暦の正月に日本に帰っていた日本人は
手持ち無沙汰で家族を連れて
国内旅行に行く人もありますが、
旧暦の正月は
地方から大都会に出稼ぎに来ている人たちが
一年に一ぺん故郷へ帰るシーズンですから、
交通機関はどこもごった返えしです。
日本の休みは日本にいないように、
中国の休みは中国にいないように
混雑を避けるのが私の休みのすごし方です。

香港の正月は1月1日が休日になっただけで、
2日にはもうオフィスはひらいています。
でも私はオフィスに行ってもやることがありませんので、
家にいて読書をしたり、
原稿を書いたりするほかは、
ことし一年にやることと
旅行のスケジュールを組みます。
あとはごく親しい人たちを招いて
日本風のおせち料理と鍋料理で
正月気分を味わいます。
そのためにカズノコからカマボコや黒豆まで
日本から運んで行きます。
ことしやりたいことは
昨年からくりこした分もふくめて
十指に余るほどあります。


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