第1450回
上海一のマンションでも東京の3分の1の値段

不動産の値上がりは
必らず大都会を中心に起ります。
大都会の周辺の産業の発展によって
人口が急激に増加しているところがそれに続きます。

上海がトップで、北京、広州、深と続き、
工場地帯で言えば、上海から西へと続く地域とか、
広州から深まで続く華南の大工場地帯でしょう。
もちろん、地方の中心地もあれば、
開発の進んでいる地方都市もあります。
不動産はその人の住んでいるところと
密接なかかわりがありますから、
どうしても自分の住んでいるところを中心に
考えてしまいます。

しかし、不動産を持つことと、
不動産を業とすることと、
不動産の株を持つことは同じではありません。
不動産が値上がりをするのなら
不動産を買おうと大抵の人は考えます。
そうすることによって
財産をふやすことを私たちは経験してきました。
しかし、外国に持つということになると、
自分で住むのなら別ですが、
人に貸す場合に
はたして借りてくれる人がいるものだろうか。
貸したり家賃をもらったりする仕事は
誰にしてもらえばいいのか。
税金はどうすればいいのか。
また外国の不動産の値段はどういう動きをするのか、
わからないことがたくさんあります。

それでも私は怖がらずに、
中国の各地で不動産投資をやりましたが、
結論から申しますと、
自分でマンションやビルを建てるのはやめた方がいい、
どうしても不動産がほしいのなら、
人が建てた現物を見て
いいロケーションにあって
信用のある業者が建てた物を手に入れた方が
いいということです。
現に上海の新天地で手に入れたマンションは
私たちが内部の造作をしている間に
3人もの人から「譲ってもらえませんか」
と申し込みがありました。
ブローカーにきくと
既に2割ほど値上がりをしているということです。
上海で一番高価なマンションと言っても
東京の3分の1くらいですから、
将来の値上がりを考えたら、
ちょっと心が動いてしまいますね。


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