第1466回
上海で成人教育に参加しませんか

上海の一流大学の校長先生のところに行って、
「大学を出てから、もう一度、
 実学の勉強の必要を感ずる人が多いようですから、
 その人たちのための夜学はできないものでしょうか。
 講座をつくる費用を私が負担してもよいのですが・・・」
と申し入れたことがあります。

校長先生は私が大学に
寄付を申し込んできたのと勘違いして、
「どこどこに新しい校舎をつくりたいと思っていますが」
と大学のプランを説明しにかかりました。
私としては、既存の大学の講座では
足りない部分を補う話をしているのに、
全然きく耳をもたないなあと
苦笑いをしてしまいました。
寄付をもらいなれた大学としては
無理からぬ応待でしょうが、
やはり「新しい酒は新しい皮袋に」
という昔の格言は正しかった
という一幕で終わってしまいました。

でもそれであきらめたわけではありません。
「ハイハイ、Qさん」がはじまった時、
もしかしたらインターネットで
できるかも知れないと考えて、
試みに創業大学というコラムをもうけて
実験をしてみました。
とても成功というところまでは行っていませんが、
何しろ講義をする側も講義を受ける側も
一切、無料ですから、
ままごとの域を出るのに更なる努力が必要です。

努力不足を棚に上げて言うのですが、
日本人は大企業に就職して
定年まで働くことになれているので、
職業教育と言ってもあまりピンときません。
その点、中国の若い人は
働く前から独立自営を頭に描いていますから、
職業教育は中国人の方が
受け入れやすいかも知れません。
そのための職業教育を
上海でやってみたいとお考えの方は
アジア交流センターにご連絡下さい。
しかし、もしかしたら職業教育は
インターネットでやれるのではないかと
いまの私はひそかに考えています。
私のホーム・ページは原則無料ですから、
採算にのせるのは困難ですが、
大学に講座を寄付することを考えたら、
大したことではない
という気もしないではありません。


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