第1472回
北京に行ったら「種字林」でお茶を

中国の古道具を自分たちだけで独占して、
「ハイハイQさん」の仲間にも見せないのでは
好事家の人たちから文句が出ます。
あれこれ考えた末に、
北京の三全公寓の1階の一室を明けて
「種字林」という伝統文化や工芸の
陳列室をつくることにしました。
「種字林」とはその昔、
役人を隠退した人が家に引っ込んだところ、
その人の書に惚れ込んだ人たちが
次々と揮毫を頼みに来て、
お礼をおいて行ったので、
そのお金で家のまわりに好きな樹を植え、
それが林になって、
自分の邸に「種字林」という名をつけた故事に
あやかったものです。
昔は原稿料なんてありませんでしたから、
揮毫と言えば、
新しい店をつくった時の看板や聯のことでしょう。
それでも自分の欲しい物が手に入ったので、
私もそれにあやかりたいと思って、
自分の原稿用紙に
「種子林箋」と印刷させています。
それを知っていて、
私の北京のスタッフたちが
古道具店の屋号に使ったのです。

「種字林」では古道具を並べて、
その椅子に坐って中国のお茶を飲ませます。
古い椅子には
偉い地位のある人の坐った椅子もありますが、
四川省(蜀の国)の田舎にだけ残っている低い、
子供の坐るような椅子もあります。
木でできていて一見、坐り心地が悪そうですが、
坐った途端に起き上がりたくなくなる
素晴らしい椅子もあります。
そういう椅子に座って、
雲南省の普茶や
福建省の大紅袍といったお茶を
たのしむのはいかがですか。
ついでに申せば、「人生如茶細心品」
(人生もお茶のようにゆっくりと味わって下さい)
という書もかかっています。
この書も分けてもらえますから、
自分の家の玄関や書斎にかけることができます。

この展示場には
中国の伝統文化に興味のある人なら
欲しがるような物は一通り集めておくように、
指示しました。
もちろん、中国のお茶も、
また高血圧の人がふだん飲めば
血圧の下がる苦丁茶も揃えてもらいます。
北京に行った趣味人が
一度は顔を出すところになったらいいですね。


←前回記事へ 2004年3月21日(日) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ