第1477回
Qコーヒーの1号店は北京で実験します

Qコーヒーの1号店を
北京の三全公寓からスタートさせるのも、
事の成り行きからはじまったことです。
コーヒー園の開発を雲南省の保山市ではじめたのも、
思いもかけない偶然からです。
しかし、一旦、はじめると決めて、
インターネットで呼びかけると、
次から次へとつながりが拡がって、
とうとう雲南省にコーヒーを選別する基地まで
できてしまいました。

コーヒー豆の選別から日本人がタッチして
焙煎をしてコーヒーを沸かしてお客に出すまで
一貫して日本人がやるのは、
はじめてですと言われました。
ハワイには日本のコーヒー・メーカーが経営している
コーヒー園がありますから、
そんなこともないと思いますが、
中国やベトナムならはじめてかも知れません。
選別したコーヒー豆を日本に持ってきて、
焙煎の名人に焙煎してもらい、
プロの連中に鑑定してもらったら
6点という点がつきました。
10点満点はなく、最高が8点だそうですから、
6点ということは
味にうるさい連中におすすめできる出来栄えである
ということだそうです。
もともと素性はよいが、
管理が悪かったために3級品扱いを受けていた
雲南のテイピカ種のコーヒーが
日本人の手にかかると、
その価値を正当に
認めてもらえるようになったということです。

もしそうだとしたら、
素材としての雲南コーヒーは
高級品として日本で受け入れられることは
ほぼ確実だし、
中国でも然るべき位置をあたえられる可能性が
出てきたことになります。
最終的な勝負は中国でということになりますから、
同じことなら自分の勝手知ったところで
営業の可否について
実験をするにこしたことはありません。
ちょうどそうした適当な場所がありましたので、
Qコーヒーの1号店は
北京の、それも三全公寓のクラブに
オープンすることになったのです。
しかし、ちょっと計算して見ると、
コーヒー屋はそんなにお金の儲かるビジネスでないことが
すぐにわかってしまいました。
コーヒー屋さんをやって成功することは
本当に容易ならざることだと思います。


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