第1579回
カラクリ湖にもう一度行ってきました

久しぶりに新疆ウイグル自治区の
カラクリ湖まで行ってきました。
ウルムチ、カシュガル、トルファンというと、
地の果てみたいなところで、
団体旅行もあまりないせいか、
41人も参加者があり、
バス2台の旅行になりました。

しかし4泊で新疆をまわるとなると、
どうしても強行軍になり、
北京からウルムチについたら、
その日のうちに飛行機を乗りついで
カシュガルまでとばなくてはなりません。
新疆は広大なところですから、
同じ自治区内で飛行機に乗っても
1時間半もかかってしまうのです。
しかも夜行便ですから、
夜遅くなってからホテルに辿りつきます。

帰りがまた折り返えし運転の同じ飛行機ですから、
カシュガルの出発が遅れて
ウルムチについたのは午前もいいところ、
ホテルでベッドに入ったのは午前3時でした。
次の朝は早くホテルを出発しないと、
ウルムチを代表する山の中にある
天池という湖まで行けず、
夜にトルファンに到着することができません。
そんなハードなスケジュールにも拘らず、
一人の落伍者も出さず、
予定通り上海まで戻ることができました。

孫悟空でお馴染みの火焔山も、
ペゼクリクの千仏洞も、
また高昌古城も、
私は以前に行ったことがあるので、
ホテルで骨休みをさせてもらいましたが、
カラクリ湖は西の涯てのパキスタンを往復する
大型トラック群の走る途中にあって、
深く印象を受けたので、
一日がかりでもう一度行ってきました。
冬は零下50度になるところが、
夏は40度にも上昇するところですから、
夏は観光客を受け入れる建物があるだけで、
ほとんど天然自然は破壊されていません。
そんなところはますます珍しくなるので、
中国にとって大事な観光資源になることは
間違いないでしょう。
でもその分、工業がもたらす付加価値は
全く期待できないところですから、
同じ中国に行くとしても、
物見遊山に行くところと
お金儲けに行くところは、
はっきり区別する必要があります。


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