第1600回
昨年比、利益増に全神経の集中を

人間が走るのだって、
余裕を持って走ることもあれば、
息を切らして走ることもあります。
息の切れる時は
少しスピードをおとして走ればいいのです。

いま、中国はまだ元気で走り出したばかりです。
勢いあまって走りすぎだと
ストップをかけられていますが、
へとへとになっているわけではありません。
充分、体力があるのにスピードをおとせと言われても、
力が余ってスピードのおとせない企業があります。
そういう体力を持った企業はどこだと探がすのが
これから年末の間の皆さんの仕事です。

金融引締めで、
株はかなり下がりました。
鉄もアルミも石油化学もセメントも不動産も
軒並み株価を下げています。
政策的に抑えられれば、
弱気筋が株を売りますから株価は下がります。
しかし、株価は下がっても、
業績が下がらない株があります。
一年たって業績が下がらないどころか、
前年度に比して業績が倍になるような株は
この次、先頭を切って値上がりのする株です。
50%上がっても、
かなりの上昇が見込めます。
もし全体として上場企業の決算が
予想以上によければ、
株式市場はかなり恢復すると見てよいでしょう。

したがって、7月から8月にかけて
上半期の業績と利益が発表されます。
次に10月から11月にかけて
第三、四半期の発表があります。
毎日の相場を見るよりも、
あなたがかねてから有望株と考えている
銘柄の業績と利益だけを
じっと睨んでおればいいのです。
あとはその会社が株主に報いることに
気前のいい会社かどうかに気をつけて下さい。
大体、気前のいい会社は
株主に人気がありますから、
株価が高いのが普通です。
そして、面白いことに株価の高い会社ほど
よく上がるという傾向があります。

どこで買うかは、もちろん、
ご自分で決めて下さい。
かねて自分が狙っている株が安値にある時は
いつでも買い時だと思って間違いありません。
どうか昨年に比べて利益がいくらふえたかだけに
注目して下さい。


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