第1610回
皆さんもサイコロを振って見て下さい

投資考察団より一足先に
私について内モンゴルと
雲南省に乗り込んだ青年たちは、
インターネットを通じて
私に執拗に食い下がった青年か、
でなければいまの中国で
必要な知識を持っていると
私に認められた青年でした。
たとえば、ソバの手打ちのできる青年は
大学を出てから会社に就職する代わりに
さる著名なソバの名人に弟子入りをし、
手打ちソバの打ち方を身につけてから、
今度はこれまた東京で名の知れた
名物うどん屋で修行している最中でした。

私が新しいソバの時代を予言した文章を見て
私に手紙を書き、
内モンゴル旅行にいち早く応募する手続をやっていました。
私がせっかちで、8月まで待てずに
内モンゴル行きを決めたこともありますが、
本人に来てもらって話をきいたところ、
職人をやって貯めたお金で
投資考察団に参加する積りだときいたので、
残念ながら君はまだお金のかかる考察団に
参加する資格がないなあと申し渡しました。
じゃどうすればいいですかときくから、
安いチケットを買って僕について来い、
ホテルは僕の泊るお金のかかるホテルのそばの
安いホテルをとってもらって
2人で一つの部屋に泊る、
現地での行動はどうせ僕も
お金を払わなければならないから、
食事代と交通費は僕に任せなさいとすすめました。

結局、19日間に渡る大旅行になり、
私と秘書はふだん私の泊る
トップクラスのホテルに泊りましたが、
安宿に泊ったあとの2人は
それ以外では全く私と同じ食事と行動で
旅を終わりました。
そして、いまどうしているかというと、
1人は成都に行って
フード・センターの中のレストランと
2つのボウリング場の責任者になり、
もう1人は台北の日本料理屋で
手打ちソバのコーナーを新しくつくってもらって、
いま一日に20人前くらいのお客を相手に
ソバの手打ちをやっているところです。
これはまだホンの出発点で、
これからどんな方向に動いているのか
全く見当がつきません。
でもサイコロはふられたので、
後戻りはできません。


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