第1649回
中国では集金が最大の難関です

中国で商売をやって
一番難しいことは
物を売り込むことではありません。
お金の回収をすることです。

デパートならその場で
お客からお金を払ってもらいますので、
お金の取りっぱくれは先ずありません。
それならデパートに物を売れば大丈夫かというと、
それがなかなか問題なのです。
中国のデパートの経営者は
ほかの事業にあれこれと首を突っ込みますので、
手元不如意になって、
こちらが黙っていると
支払い日をいくらでも先に延ばします。

そんなことは知らない日本の玩具メーカーが
中国で現地生産をしたヒット商品を
デパートに納入してほくほくしていたら、
いくら催促してもお金を払ってもらえず、
逆に自分たちが金ぐりに四苦八苦しているのを
見たことがあります。
台湾のメーカーは
中国人の裏事情がよくわかっていますので、
デパートの会計係に先に払ってくれたら
コミッションを5%あげますと話を持ちかけて
いつも眞っ先に支払いをしてもらっていました。
約束の日に払うだけのことですから、
裏取引があっても表沙汰にならない限り、
会計係が咎められる心配はないのです。

メーカーが一番心配しなければならないのは
むしろ代理店になってくれた問屋の支払いです。
どの代理店もメーカーの信用を得るために
最初のうちはきちんきちんと支払いをします。
すっかり信用を得て、
取引高もふくれあがったところで
突然、支払いがとどこおりはじめます。
やがて先付小切手が不渡りになって
銀行からも取引停止を食らいます。
もうその頃には代理店の老板(旦那)は
姿をくらましてしまいます。
広い中国のことですから
逐電したとなると、
どこにいるのか見当もつきません。

こちらがデパートに直納しておれば、
支払いが遅れても
デパートが店じまいをすることは
あまり考えられませんが、
代理店を通じて納入しているとなると、
その前の段階で持ち逃げされたことになります。
こんな目にあうことは
中国ではよくあることです。


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