第1779回
不足を買え、余る業界には手を出すな

中国の宏観調控(金融引締め)は
今年もかなり長期にわたって続くだろうと、
どの中国系の新聞も報じています。
だからと言って、どの業界もその影響を受けて
業績が抑え込まれるというわけではありません。

銀行の貸出しがきびしく規制されますから、
工場を途中まで建てかけた企業は
建設を先送りにしたり、
中止したりという目にあわされていますが、
自己資金でそれを継続できる企業は
建設を続行しているし、
また資源確保のために
ありあまる外貨を国から借りて
海外投資に熱をあげています。
供給が需要に追いつかない業界では
商品の値上がりと品不足が続いていますから、
金融引締めのさなかでも
好業績は続いているのです。

たとえば自動車業界は
供給に対して需要が伸びないので、
値下げ競争が激しくなっていますが、
自動車業界が不況におちいっても、
鋼板の不足は続いています。
造船、家電、自動車、建設と
鉄に対する需要が依然として旺盛だからです。
また電力は生活の向上と
産業界の需要増大が重なって
万年不足の状態が続いていますが、
その原料になる石炭が大暴騰をしているために、
電力業界はピンチにおちいっています。
電力料金の値上げをしても
石炭の値上がりと供給不足によって
コスト高におちいっている企業は
増収減益に悩まされています。
そのせいで、電力株は
軒並み冴えない動きになっていますが、
配当を据置くことのできる会社は、
逆に利廻わりがよくなりますから、
買チャンスであると見ることもできます。
なぜならば、電力の不足は
今後もかなり長期にわたって続くからです。

株は成長を買うものであると私は思っていますが、
成長とは需要の増大が前提になっています。
不足とは需要に対して
供給が不足することにほかなりませんから、
供給が需要に追いつかない業界や企業は
いつの時代でも買いの対象になります。
中国でここ当分、
何が不足するかに焦点をあてれば、
いい買物ができると私は見ています。


←前回記事へ 2005年1月22日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ