第1967回
成長株理論は中国株にも適用できます

配当金の利廻わりが高いか低いかは
株を買う場合の物差しの一つです。
株価が一定のところにとどまって、
戦前のような成長のなかった頃は、
株を持っていたらどのくらいの収入があるかが、
株を買うかどうかの判断基準になっていました。
あとは業績の変化や社会情勢の変化によって
株価がどちらに動くかに賭けるのが
勝負師たちの仕事でした。

ところが、戦後、
成長経済に突入すると、
景気不景気のサイクルは残りましたが、
成長する会社が牽引車になって
産業界が拡大の一途を辿ったので、
ダウ平均は上昇に上昇を続けました。
株は利廻わりを買うものから、
値上がりを買うマーケットに変わり、
インカム・ゲインより
キャピタル・ゲインを狙って
売買されるようになったのです。

私がはじめて株に首を突っ込んだ頃、
株価が配当金の多い少いを無視して
上昇をしはじめたので、
ダイヤモンドや東洋経済などの
専門雑誌の記者たちは説明に窮して、
株価はあと1回倍額増資のあることを見込んで
買い進まれているのです、
いや2回半先まで買い進まれているのですと
苦しまぎれの解説をしたことがあります。

そのうちに成長経済が普遍化して、
株は配当金を狙うより
値上がり益を狙うものだ
という考えに切り変わったので、
どれが成長株だという方向に
物差しそのものが変わってしまったのです。
たまたまちょうどその時期に、
私が新参者として投資家の一員になったので、
以前の人たちの固定観念にわずらわされることなく、
はじめから
「株は成長株を長期的に買うものだ」
という旗をあげて
兜町に新風を吹き込む役割をはたすことができたのです。

したがって
日本に続いて成長経済に突入した中国に対しても、
高利廻わりよりも
むしろどんな株が成長株になるかという視点から
株価の未来をとらえることに興味を持っています。
未来の横綱株をまだ平幕にいる時に
見つけることができれば、
一番いい思いができるからです。


←前回記事へ 2005年7月29日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ